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高血圧
2020/12/18
高血圧とは、何らかの原因で血圧が基準値より高くなった状態をいいます。体質遺伝による原因が多いのですが、血圧が上がるような要因、塩分のとりすぎ、肥満、アルコールの多飲、ストレスなどよくない生活習慣が加わることによっても発症しやすくなります。
高血圧が続くと、全身の血管の動脈硬化が進み、心血管疾患、脳卒中を突然起こすこともあります。
高血圧の診断基準
家庭血圧と診察室血圧での値の違い
家庭血圧とはご自宅で測定した血圧値のことであり、診察室での血圧よりも低い値を示すことがよくあります。そのため、家庭血圧の診断基準(下表)と目標値は、診察室血圧の値よりも低く定められています。
降圧目標値
あなたの目標は?
高血圧と慢性肝臓病(CKD)は悪循環の関係にあります。
※CKD:Chronic Kidney Disease
腎臓の働きが3ヶ月以上低下している状態を慢性腎臓病(CKD)といいます。近年CKDは透析や心血管疾患の大きな危険因子とされています。高血圧は腎臓の働きを悪化させ、腎臓の働きが悪くなると高血圧がさらに悪くなるという悪循環に陥るとされています。
夜間での高血圧や早朝での高血圧は、CKDを悪化させる要因であるため、家庭での血圧の管理が重要です。高血圧治療を行うことでCKDの発症・進展抑制に大きく寄与します。