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おねしょ(夜尿症)について
2020/12/18
なぜ「夜尿」をするの?
おねしょは、夜眠っている間につくられる尿の量と、その尿をためる膀胱の大きさとのバランスがとれていないために起こります。
したがって、夜間につくられる尿量が多すぎたり、膀胱が小さすぎるとおねしょになってしまうのです。
「おねしょ」と「夜尿症」は違うの?
幼児期に、夜寝ている間におもらしをすることを「おねしょ」といいます。
ですが、5~6歳を過ぎても月に数回以上、おねしょをすることを「夜尿症」といっています。
夜尿症は6歳児の10~20%にみられるといわれています。
2歳で2人に1人、3歳で3人に1人、4歳で4人に1人、5歳で5人に1人……とおねしょをする子は大きくなるにつれて減ってきます。
夜尿症にはどんなタイプがあるの?
夜尿症には「多尿型」、「膀胱型」、「混合型」の3つのタイプがあります。
多尿型(たにょうがた)
一晩の尿量はふつう200cc以下ですが、250cc以上ある場合を多尿型といいます。このタイプは、比較的身長が低く、二次性徴(思春期の徴候)も遅れがちで、習慣的に水分を多くとっている傾向があります。
また、抗利尿ホルモンという、「尿を濃くして、尿量を少なくするホルモン」の分泌が夜間に低下しているケースがみられます。
膀胱型(ぼうこうがた)
膀胱が小さいため、おしっこをためる力が弱いのが特徴で、がまん尿量が少ない場合を膀胱型といいます。
このタイプは、日中もおしっこが近く、冷え性を伴っていることが多い傾向があります。
また、日中に、パンツにおしっこをちびってしまうこともあります。
混合型(こんごうがた)
夜間の尿量が多く、しかも膀胱が小さい場合を「混合型」といいます。
「混合型」は、多尿型や膀胱型より重症のタイプといえます。
治療の第一歩は、夜尿症のタイプを知ることです!